KNOWLEDGE NOTE

ナレッジノート

人事DXの現実的な一歩

2022.12.15

データやテクノロジーを活用して経営にインパクトを生むのがDXだが、
人事データをタレントマネジメントシステムに登録して管理するという部分から
次の一歩が進まない企業の相談が多い。

人事異動や人事評価結果、保有するスキル等のデータから、
ハイパフォーマーを特定したり、
効果的なキャリアパスを抽出する
というのは、本当に至難の技で、データ量と解析技術の課題もある
この分野の人事のDXは、相当難度が高いといえるだろう。

エンゲージメントサーベイを実施しても、結局打ち手は分からないことの方が多い。
データを活用する方法がわからないだけではない。
そもそも、組織を変えるサーベイになっていないことも一因だ。
データとは、変化を生む打ち手を生み出すために取るものなのに、そこまで考えていないサーベイがほとんどだ。

そこで、もう一歩何かデータを使って人事機能を向上させたい企業にオススメなのが、
研修効果を測定することだ。

研修は5000億円市場あると言われるが、その効果は全く検証されていない。
自社内で内製化している研修を含めると企業の投資額・コストは相当ある。
けれど、やりっぱなし。課題がわかならいので、惰性や流行り、業者のパッケージ研修をするのを繰り返してしまう。

研修の効果があったのか、
誰にどんなフォローが必要なのか、
研修の何を変えればいいのか、がいつまでも全くわからない。

この部分の可視化をまずは高度化することから始めてみる。
新入社員研修から、部門で行われる専門教育、管理職教育など、
社内の研修の本当の効果を測定することができれば、
データに基づくPDCAサイクルが回り始める。

研修は組織への強い介入であり、多くの企業がだから一定の投資を行なっている。
その介入の効果を測定し、研修での学びの定着と実践につなげる、
翌年の研修内容の見直しにデータを活用する、などは人事DXの現実的な一歩になる。

人事を次のレベルに持っていきたい
データに基づく人事をしたい
そう思うなら、
まずは研修効果測定から始めるのが、効果も大きく、かつ取り組みやすいのだ。

研修を提供する研修会社やコンサルティング会社も、
いよいよその効果や成果が問われるので、業界もより一層洗練された競争になっていくだろうから、素晴らしいことだと思う。

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